湯原:官僚悪者論と政治家の責任 (よろんず)

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 そのへんのおばさんなんかが当選しちゃうような選挙制度で、「なんちゃって 政治 家」とプロの官僚が渡り合えるものでしょうか?   政治 家に「責任」はありません。落選したら、それで終わりですから。公務員はそうはいかないのでは?   投稿者: 俺は民間人 | 2009年10月21日 02:28 湯原様とはまた視点が違いますが、官僚の天下りの数の多さが、公務員以外の大事な仕事に従事する事への意欲を無くしてしまっている。 非常に深刻な問題だと思います。 先日、父親が内科の開業医の大学生と話をしたところ、2人兄弟で、2人共医師にはならないと言うことでした。 もちろん2人共に優秀で、兄は国立大を卒業後、官庁に就職していて、今回話をした弟も国立大にも合格して有名私立大に通学しています。 医師にならない理由はを尋ねると「あまり良い仕事じゃないんですよ」という答えでした。 感覚からは、父親も勧めてないのかなということを感じました。 確かに、医師という仕事は、使命感から見ればやりがいがある仕事だと思いますが、開業医になるまでは給料もさほどでは無いと聞いているし、激務であることは間違いないでしょう。 そして、官僚が天下り、渡りを繰り返すような年齢になって、医師は開業医になる。平均的にはやはり儲かるのだと思いますが、リスクはある。 見ていて思うことですが、定休日以外には、休めない医師も多いのではないでしょうか? 私は思いますが、医師の仕事の報酬に対する勤務状況を基準に、官僚には高給を与えるようにすべきだと思っています。 一方に天下りという再就職が保障された仕事があることを知りながら、リスクと激務の仕事などばかばかしくてやらなくなって当たり前だと思います。 天下りに限らず、公務員の仕事が、民間の活力を削いでしまっているようなことがあれば、政権が変わった今、見直すところは見直してほしいと思います。 投稿者: T.FUJI | 2009年10月21日 03:26 T・FUJI様へ 初めまして。 実は私の弟・義弟、両方とも開業医をしています。 弟は内科なんですが、月曜日から土曜日のお昼まで、又、地元医師会経営の救急病院の準夜勤勤務が1ヶ月に一回、又、循環器科専門医なので高校生以下の子供達の健康管理、と忙しくしております。それに、半年毎の日曜・休日の在宅医が当番で回ってきています。 義弟も開業医なんですが、開業医の中でも一番激務と言われる透析専門医をしております。だから、年中、休みは日曜だけで、正月も一日だけしか休めません。 開業医は贅沢だ、と言われるかもしれませんですけど、GWや盆休みや正月休みなどそうそうに取れるわけでなく、こういう短期の休み中にも、患者様から緊急の電話がかかってきますし、なかなか大変でございます。 かえって、会社勤め、勿論公務員の方が、きちんと休みは取れるかもしれません。例えば、テレビ局のアナウンサーなどが夏休みなんか2週間も取っているけれど羨ましい限りです。 だから、開業医は「楽して」もうかっている、という大変な誤解があるのではないか、と思っております。 投稿者: マリアンヌ | 2009年10月21日 05:38 これほどまでに官僚が悪者になった根源は、自民党政権時代の官僚主導の 政治 に「政策検証が陸すっぽされず同時に責任が全く問われなかった」ことにありましょう。 とにかく「やりっぱなし」であり、悪政であろうとおとがめ無しの状態が続いてきた。無責任に尽きます。計画→実行→評価→計画へのフィードバックの一連の作業は仕事の常識ですよ。こんな簡単なことを怠って来た理由は明確であり、計画策定がもし過っていることが判明すれば、厄介な計画変更業務が増え、また昇進に影響することを恐れ、あるいは面子がつぶされることを恐れ等々により、わざと検証をしてこなかったわけです。 今後の民主党連立政権でも同じ轍を二度と踏まぬように願いたい。政策の検証そして責任の所在の明確化をルール化することは不可欠です。 投稿者: オンブズマン | 2009年10月21日 12:15 民主党は官僚悪玉論を踏まえての脱官僚であったが、日本郵政に官僚OBを起用決定。 総務省の天下り先が財務省に変わっただけ。 しかも斉藤氏は小沢氏と大懇意ときては、民主党総ぐるみである。 小沢氏も期待はずれ。 内閣の中枢に財務省現役とOBが多いことと併せて、どうも脱官僚は掛け声だけで終わりそうだ。 昔、主計局次官の中島氏は同期の都内の医師は年収が6000万ある。 我々もそのくらいあってもということで、「ノーパンシャブシャブ事件」を起こしていた。 八甲田山事件に見るごとく、きちん責任を取り、けじめをつけるという、戦前は官僚や軍人の一部に武士道精神があったが、今は官僚になるのは一生安泰と収入の魅力である。公僕意識など全く無い。 民主党は官僚を変えると期待したが、脱官僚どころか、どっぷり官僚、しかも財務省OB天国である。 記者クラブ廃止や、埋蔵金の発掘もなく、官僚高官の首のすげ替え人件費カットなど、何の動きもなく、期待はずれであったが、それでもこれからと期待していたところに日本郵政の人事てある。 思えば、国家戦略局が機能していないことと合わせて推測するに菅大臣等の脱官僚強硬派は押しのけられ、平野大臣や藤井大臣の労組と官僚OBが、小沢・鳩山をバックに主導権を握ったためか。 公益法人の公募も合格者の大半は官僚であろう。 官僚天国は続きそうである。 湯原氏の提言通りいきそうでない。 今回の日本郵政人事で支持率も低下していくだろうが、それを食い止めるのが、友愛とバラマキなのか。 内閣最後の砦亀井氏も陥落、全く期待はずれであった。 脱官僚とは選挙公約であったのか。 投稿者: 奥野 | 2009年10月21日 12:47 <郵政人事について> 元大蔵次官の斉藤氏が社長に就任した事に、批判の声があがっている。 日銀総裁人事では官僚の起用を反対したじゃないか?との理由が多い様だが、私は全然違うと思っている。日銀総裁は、プロパーと財務省のテレコの指定席だったから、反対するのは当然で、財金分離の観点からも正しい事だったと思う。 麻生政権下における郵政人事は、郵貯や簡保を外資に(メリルリンチ他)に獲られるのか?それとも旧郵政省の役人出身者の復権を許すのか?というどっちもどっちの利権争いにあったように思う。 郵政を含む旧内務省が、もりもり権力を強めていた麻生自民党では、せいぜい郵政利権を旧郵政省の利権に戻すという先祖がえりが限界だったように思う。 元々、民営化は郵貯の預金を民間の血液として流す事が目的があり、その点では斉藤さんの起用も納得できる。(今後も財務次官の指定席にならなければ) 亀井大臣の持論は、地域の郵便局の金は地域に流すこと。現状では、当初の目的を外れて郵貯では国債ばかりに金が遣われていて、本末転倒である。 もっとも、西川切りには、経団連が怒り心頭だったようなので(麻生氏が鳩山弟氏を切った理由もそこにあり)、名の有る財界人は誰もなり手がなかったことが真相かもしれないが・・・。 投稿者: em5467-2こと恵美 | 2009年10月21日 14:02 天下りなど必要がない環境にすればいいのです。 公務員は、退職後5年間は再就職できないことにして、定年いっぱいまで働いてもらいます。 年金は、定年退職直後からの支給にします。65歳定年制にするか、年金の60歳給付復活のどちらかです。 年金額は、暮らしていくのに困らない程度の額を保証します。年金だけでは暮らしていけないなんて金額では、安心して老後を迎えられないからです。 民間も、終身雇用制の利点を見直す必要があります。 リストラによる首(懲戒免職等による首は例外。)や定年後に、無収入状態になるのは避けなければいけません。失業保険の額や期間、支給条件も見直す必要があるでしょう。 日本は、基礎科学分野で遅れをとっているという報道もされていますが、いつ首切り対象になるのか、いつ無収入状態になるのか、老後はまともに暮らせるのかと、ビクビクしながら仕事していては、目先の利益や成績に捉われざるを得ず、じっくり腰を据えた仕事など出来ません。これでは、殻ばかり立派で中身は空っぽの卵しか産まれません。 投稿者: Rio | 2009年10月21日 14:18 em5467-2こと恵美 様 >元々、民営化は郵貯の預金を民間の血液として流す事が目的があり、その点では斉藤さんの起用も納得できる。 えー!! 本当に納得できるんですか? 民間に資金を流すのに元大蔵事務次官にして細川内閣時、国民が寝静まっている時間に突然「国民福祉税」なる間接税の導入を画策した張本人にして「小沢一郎氏」の側近中の側近、「天下り」「渡り」の常連の斎藤さんの起用が納得できますか? 「大蔵」→「郵政」も「財政」→「金融」ですが。 それとも「自民」の官僚天下り、渡りは、「悪い天下り・渡り」で 同じ人物でも「民主」の官僚天下り、渡りは、「良い天下り・渡り」なのでしょうか? 麻生だろうが小沢だろうが、「悪は悪」同じように批判しなければダブルスタンダードに陥りますよ。 ちなみに私は、官僚の天下りも渡りも全て反対ではありません。 要は当人の能力とやる気でしょう。 投稿者: 青山浩二 | 2009年10月21日 15:11 官僚の天下りにダブルスタンダードは作るべきでない。 自民も民主も同じてある。 やはり脱官僚としては問題である。 郵政の金を地方に流したいという政策変更はわかるが、もともと大蔵省は民間銀行を支配して地方の金を中央に集めて、中央で配分を決めるシステムを作ったのである。 部署が違うとはいえ、中央官僚が地方のことを理解するとは思えない。 民営化当初より民営化してどういう役割を果たすのか何の議論がないというのが問題点であった。 もちろんアメリカの問題もあるが、欧米は今や資金がシャブシャブで郵政の資金および日本の資金を今は投資に関しては全くあてにしていない。 アメリカ国債は別だが。 それは中国の方が多いし、そちらを心配している。 小泉時代とは様変わりなのだ。 決まったので今後を見るとしても、郵政の銀行がどういう組織になるのかがポイントになる。 融資の意志決定拠点が、各県に置くなどすれば大きな変更があるのならともかく、東京であれば何の変わりもない。 経団連の反対があったとしてもやはり官僚起用は公約に反して大問題である。 投稿者: 奥野 | 2009年10月21日 15:54 ここ2−3日の新聞報道で、興味を引いたものに、OECD加盟国30カ国についての、貧困率の調査結果の発表と元大蔵次官斎藤氏の郵政新社長就任があります。 先ず貧困率ですが、日本はなんと30か国中27位という先進国中でも有数の格差社会とのことです。 ちなみに28位はメキシコ−先進国?29位がトルコ−先進国?30位は勿論超格差社会アメリカ。 小生が、日本を初めて離れた15年前、1994年ごろまでは、日本は所得格差の少ない国と言われていました(1998年経済企画庁レポート日本の所得格差等)。 わずか10年程でその常識は覆り、アメリカに近い有数の格差社会となったわけです。 この原因としては、高齢化に伴い、年金収入のみという層が増加していること、グローバル経済への変化に伴う若年層の非正規社員層の増加により賃金格差が拡大していること等個人レベルでの所得の差の拡大によることなどが大きいのでしょうが、もう一つの原因として、自民党と高級官僚層の変化が会ったのではないでしょうか。 かっての自民党は、田中角栄首相がその象徴ですが、大都会の大企業、高級サラリ−マンから召し上げた税を、公共事業によるインフラ整備で地方の貧しい層にばら撒くという政党でした。 高級官僚群も特にその中心をなした、大蔵省を中心に、相続税や、累進所得税さらに富裕層に対する厳しい税査定により豊かになってきた日本の所得再分配を使命感を持って遂行していました。 1970年代終わりのころですが、友人の主税局のエリート政務査定担当者に、当時私が勤めていた売上高2兆円の公共企業体の総裁年収が2,200万円程度なのに、中小企業の社長の年収も2、000万円というのは如何なものかといったところ、その層の脱税は徹底的に締め上げた、次のターゲットは弁護士、医者等の脱税だと、目を輝かしていたことを思い出します。 それが変わったのは、日本でバブルの始まった1980年代の後半では無いでしょうか。同じく大蔵省のエリート官僚を接待した席ですが、彼の話は、不動産転がしと株の儲け話が中心でした。 日本の所得格差の拡大は、高齢化とか、経済構造の変化とかの構造変化にも起因しているのでしょうが、国全体の所得再分配を左右する、政権政党、高級官僚の堕落によるところも大きいように思います。 私のいる発展途上国或いは新興経済国は、大卒初任給が約3万円で、日本の高度成長が終わった時代と同一のレベルですが、その所得格差は当時の日本のレベルに比較するとはるかに大きいようです。  相続税が無く、土地所有に対する固定資産税も無い国ですから(これらの導入を企画した大蔵次官が二人ほどいたそうですが、いずれも事故で変死したという話です)そういうことかとも思いますが、やはり、国家のシステムを決める層の、考え方により所得格差の程度は変わってくるのではないでしょうか。 次に、斎藤氏の郵政新社長就任の話です。元大蔵次官であり、高級官僚中の高級官僚であること、小沢民主党幹事長と親しいこと、細川政権当時の福祉目的消費税立案の立役者であったことなど叩きどころが多々あります。 民主党の官僚 政治 打破の方針転換ではないか、小沢支配の現われではないかなど、マスコミのパッシングが始まりそうですが、(自民党は早速問題にしているようですが)冷静に見る必要があるのではないでしょうか。 岡田外相の原理主義ではありませんが、官僚特に旧大蔵、通産の官僚の中には、私益を置いて、国民、国家及び世界のことを真剣に考えている人物は多々います。 最近の、そういう層は殆ど愛想をつかして、民主党へと転換したようですが、官僚であれば即癒着と天下りと腐敗という短絡的な反応は、好い加減止めるべきです。 大マスコミであれば、斎藤氏の人となり、 政治 信念等について突っ込んだ取材をした上で今回人事を評価し国民に知らしむるべきではないでしょうか。 投稿者: 赤虎頭巾 | 2009年10月21日 16:06 明治維新以来100年以上続いてきた官僚 政治 が1ケ月少しで 政治 主導へ変わることを期待するのは少し酷ではなかろうか。 大正末期にも東洋経済新報主幹だった、かの石橋湛山が官僚 政治 、中央集権を批判していたようであるが、昔から官僚 政治 は問題が多かったということがわかる。ようやく官僚 政治 から 政治 主導への始まりである。 これまでの自民党政権の鬱積があるのだろうか、現代人は性急に結果をだしたがる。官僚主導から 政治 主導はとにかく4年待つべきだ。4年経って人事も含めて 政治 主導へ変わっていなければ民主党はきっぱりと下野して貰うしかない。 投稿者: 市井 | 2009年10月21日 18:56 なぜ官僚が悪玉になったか、これはこれで面白いテーマですね。 というのは、 以前は 官僚は 善玉として国民的に認識されていたからです。 政治 家が汚職などをやって だめだけれども、官僚はいいんだ、 官僚が優秀だから、 日本は持っている、 それは 国内のみならず 海外でもそう思われていた。 というのは、80年代に書かれた 日本をたたえる アメリカ人の日本の研究者達が書いた本は おおよそ 日本の官僚をほめている。ライシャワーの「日本」やボーゲルのJapan as No 1 ■東大神話 - 官僚神話 善玉としての官僚神話の背景の一つには 東大神話がありますね。 ハルバースタムの書いた自動車産業について書いた本を読んでいたら、こういうのがあった。 50年代の日本ですが、ある自動車会社の 組合員長が 東大出身で、そのことだけでも 回りの組合員は ひれ伏した。(笑) 東大出身であることが 神様のように思われていた時代があった。 60年代を取り上げた映画の風景で、やっとわが町から 東大への合格者を出した、 そしたら その生徒を送り出すのに 駅頭に多数が集まり、万歳をして、しかもブラスバンドで 送り出す。(笑)  ここに見えるのは、 東大と共同体が結びついていたということ。東大に受かったものは 自分の村や町の期待を担っていた。 「まだ貧しかった 村の人々のために 何かをしなければ」という感覚があったでしょう。 その東大出身者が 官僚になる。  政治 家は必ずしも東大出身ではないので、官僚に威圧される社会背景があったと思う。 自動車会社の組合員が 東大出身の組合委員長に威圧されたように、おそらく 国会議員も 官僚に威圧された時代があったと思いますね。おそらく60年代までは そうであったかもしれない。 そして、官僚は共同体とのつながりがあった。あのブラスバンドで自分を送り出してくれた 貧しい村の人達の顔が折に触れて浮かんだかもしれない。 エリートとしての官僚が成立する社会状況が 60年代まではあって、それが田中角栄の登場によって 変化したということが言われることがありますけど、それは田中角栄のためだけではないと思いますね。 やはり、ひとつには 共同体の崩れがあった。 共同体との結びつきが弱まると同時に、官僚は村の期待に担う官僚ではなくなっていった。 それは、個人の官僚ということですね。共同体とのつながりを持たず、官僚が個人になったとき、 自身の利益を追い求め、いずれは天下りする官僚として認識され始めた(笑 つまり、神話が崩れたということです。 投稿者: 浅山 in 武蔵野の大地 | 2009年10月21日 19:40 公務員試験の一種合格国家官僚の国家戦略に携わりたい人は沢山いる。また志気も上がっている。ただこの人達が間違いを犯したとしても責任が取れないのである。単なる左遷、単なる減給、言葉で叱られる訓告処分等々しかないのである。要するに首(懲戒免職)が無いのと同じ事である。(処分する方も税金で飯を食っている同じ穴の狢である。余程の事が無ければ懲戒免職はあり得ない。殺人を犯すとか国家機密を漏らした等々以外、民間では首に値することでも。)これは生活(金)には困らない。(税金で飯が食える。)これでどうして国民の公僕という意識がわくか・・・?やはり知能明晰な方で人間的に立派な方も多々おられると思うがどうしても組織(天下り等人生や生活を謳歌をしている私利私欲の公務員組織)の中にはいるとその組織の指示に従わざるを得ないのである。(有る地方の自治体で公務員給与の平均年収が600万円で、そこに住む民間で働いている人々の平均年収は300万円そこそこと聞く。本末転倒である。このことについてその自治体の公務員組織の方からは何の異論も出ていないと聞く。)やはりこのような環境を是正するのには国家公務員試験一種合格国家官僚が責任の取れる政党官僚になりその党の 政治 家と一緒に国家戦略を立てそしてそれぞれの各省庁で責任のある立場に赴き、その行動や主張は 政治 家と共にあり、 政治 家と共に全ての責任を負うと言う事である。これも庶民革命の一端としてとらへ、第一歩の行動を起こすべきである。(裁判所、警察組織、自衛隊等も含む。) 投稿者: 大鷦鷯尊 | 2009年10月21日 19:44 今回の郵政人事はいただけない。 誤解を招かない立派な人材は他にいくらでももいる。 小沢さんの仕事はもう終わり。晩節を汚す前にここらで引退したほうがいいだろう。 投稿者: 旁葉 烏 | 2009年10月21日 20:35 元官僚の起用自体に目くじらを立てるつもりはないが、それなら概算要求でも、もっと天下り団体へのメスを入れるべきだったのではないか。今のところ、官僚にとって不都合なことを民主党が実践したと感じられる具体例が見当たらない。 それで母子加算の半額などと、何をやっているのか。 平野氏や藤井氏が勝手に喋っている様子も気になる。一体総理は何をしているのか全く見えない。馬鹿みたいなイベントでの露出は控えて、もっと締めるべきところは締めるというリーダーシップを見せなければ、あっという間に支持率は下がるだろう。 投稿者: hiroko | 2009年10月21日 22:44 コメントを投稿 名前: メールアドレス: URL: この情報を登録しますか? コメント: (スタイル用のHTMLタグが使えます) ※[投稿]ボタンをクリックしてから投稿が完了するまで数十秒かかる場合がございますので、2度押しせずに画面が切り替わるまでお待ちください。 Profile 日本語の「ヨロン」という言葉には「世論」と「輿論」という2種類の漢字があります。実は、この2つの言葉は大きく意味が異なっていて、「世論(セロンとも読みます)」とは「感情的な世間の空気」のことで、「輿論」とは「議論を積み重ねてできあがった公的意見」のことを指します。《よろんず》が目指すものは後者の「ヨロン=輿論」をつくることであり、そのために、《よろんず》では情報のプロ・アマに関係なく自由闊達に議論を交わすための場所を提供します。メディアの調査で発表される「ヨロン=世論」とは違う真の「ヨロン」をつくるため、執筆者・出演者・読者のみなさんに、この新しい“知の共有空間”に参加いただけるよう呼びかけます。 読者投稿募集中! ↓ ↓ ↓ 《よろんず》への投稿はコチラから 必ずお読みください! ↓ ↓ ↓ コメント投稿についてのお願い BookMarks →ブック・こもんず← 当サイトに掲載されている写真・文章・画像の無断使用及び転載を禁じます。 Copyright (C) 2008 THE JOURNAL All Rights Reserved.
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